食べてすぐ寝ると牛になる話

温ちゃんです。今日からまたよろしくお願いします(^_^)

お正月は飲んで食べてテレビを観て、牛になってしまった温ちゃんのボス。今年の干支よろしく午(うま)になればいいのに、ごろごろごろごろ邪魔ったらありゃしない。

「食べてすぐ横になると牛になる」というのは、その行儀の悪さを戒めたことわざですが、食後はすぐに動かずに横になるくらいが体にとってはいいという話もあります。

でも食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返していると、だんだん動くことが億劫になってきてしまいます。その状態を「安逸過度(あんいつかど)」といいます。怠け癖がついてしまうってことですね。

横になってばかりいると血や気のめぐりが悪くなって、体のあちこちで循環が滞ってしまいます。そして「脾」の働きを停滞させます。

するとどうなるかというと、

1)太る!正月の贅沢で胃を酷使して、安逸過度で脾を停滞させれば確実に太ります。

2)まもなくやってくる冬の土用(今年は1月17日ころ)に大病をする。冬土用は、食べすぎが鬼門です。

3)冷えがたまって、病気にかかりやすくなる。

筋肉は第二の心臓、体のポンプです。動けば体も温まり、気血もぐるぐる体をめぐります。

いっぱい食べて動かない、は一番よくないですね。

まあ、それでも夏目漱石も、「牛になる事はどうしても必要です。」って言っているくらいですから(え?意味が違う?)三が日ぐらい許してあげましょう。

お正月、ちょっと怠け癖がついてしまったなと、心がチクッとした人は今日からしっかり身体を動かすとともに冷えとりを強化しましょう。

そうすれば、牛やブタになることもなく、冬の土用も大過なくやり過ごすことができるはずです。

病気でもない、疲れてもいない・・のにゴロゴロしてばかりいると、それだけで病いを呼び込んでしまいますってお話でした。koala