温ちゃんの冷えとりよもやま話第11話

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進藤義晴先生は「冷え取りは宇宙の根本原理」だといいます。なんででしょう。その言葉を読み解くには陰陽五行の理解が必要です。

好転反応(めんげん)や毒だし、食事や暮らしかたを考えるときのガイドが陰陽五行です。陰陽五行は東洋医学や東洋哲学をはじめ、マクロビオティックや冷えとりなどを語るときの地図のようなものだと思ってください。

陰陽の「陰」とは拡散していく遠心的なエネルギー、「陽」とは収斂していく求心的なエネルギー。この2つのエネルギーが交じり合い、らせん状の回転が生じることによって、エネルギーが凝縮して物質化して現象界に現れます。また凝縮した物質は時間とともに拡散して宇宙に還っていきます。陰も陽も絶対的なものでなく、絶えず変化しています。

突拍子も無いような話ですが、現代の物理学の最先端もなんか似たようなことを言っていると、物理出身のボスが言っていました。

現象化した物質の陰陽は4つに変化します。春夏秋冬・生老病死・東西南北・温熱涼寒など。一日も一年も一生もすべてが巡り、回転しながら流れていきます。

陰陽五行でこの4つの相を、木・火・金・水にわけたのが陰陽五行の四行です。

え?あとひとつは?四相の変化を支えるのが場のエネルギー。大地があって、はじめて太陽や風、雨などの宇宙のエネルギーを受け止めることができます。場のエネルギーを「土」といって、全ての季節、天地の相に影響を与えます。木・火・金・水に土を加えたのが五行です。

今はこの「土」=土用の中日、場のエネルギーの影響がもっともでる季節です。めんげん(好転反応)も出やすい季節です。

今日は眠くなるような話で済みませんね。でも基本!なぜならこの陰陽五行を活用することで病気や体の変化を読み解くことができて、未病といって病気になる前に身体を癒すことができるのです。

そして何より宇宙のエネルギーをスムーズに体内に循環させることによって心と身体を健やかに保つことができるのです。

次回は具体的な話をします。そのほうが頭に入りますね。

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