身近なもので作る入浴剤

温ちゃんです。柚子湯は楽しめましたか?

ゆずなどの柑橘類はリモネン(モノテルペン類)という皮膚を刺激する成分が含まれているので、輪切りにしたり絞ったりせず、丸のままお風呂に入れてほのかな香りを楽しむのがいいようです。ってもう遅い?

柚子湯に限らず身近な植物や野菜をお風呂に入れる入浴法は昔から親しまれてきました。

煮込み料理によく使う月桂樹(ローレル)の葉っぱは植物湯に最適です。乾燥したものでも生でも。水から沸かすか、布袋に入れてお風呂でしごいても。神経痛・リュウマチ・収れん・鎮静作用などがあるそうです。

マツヤヒノキは枝や葉っぱをとってきてそのまま布袋に入れてお風呂に入れちゃいましょう。檜風呂の香りがして気持ちいいですよ。マツは腰痛・神経痛などに、ヒノキは代謝促進や精神を落ち着かせてくれます。

「杉っこ」大好きなあなたなら、杉の葉っぱや枝を集めてきて、水から煮詰めてお風呂に入れてみましょう。やはり代謝促進や毒だし、リラックス効果などが期待できます。煮出すのが手間ならやはり布袋に入れてお風呂でもみしごいてもいいですね。切ってきた杉の木っ端を浮かべるのもいいですね。アトピー、花粉症の人は注意。

今の季節ならナンテン。小枝の状態で何本か縛ってお風呂に浮かべるだけでもなんだか楽しくなります。皮膚の炎症を鎮めてくれます。

五月には菖蒲湯もありますね。温ちゃん住んでるこのあたりでは落果を浮かべてリンゴ湯なんかも。贅沢ですね。

あとは、ドクダミ・ゲンノショウコ・アロエなど。薬局などで乾燥したものも売っています。

そうそう、野菜好きなあなたなら大根葉や人参葉、セロリ、パセリ湯なんかもいですよ。大根葉のお風呂は婦人病の民間療法です。香りの強い野菜やハーブは何でも使えますね。

野草をお風呂に入れる時は水から沸かす、鍋で煮出す、布袋に入れてもみしごくなどの方法があり、それぞれ適したやり方があるのでチャレンジしてみてくださいね。細かい葉をそのまま入れるとあとでお掃除が大変なので、葉っぱなどは煮出すか布袋に入れるのがいいでしょう。

お風呂に入れる分量はあまり気にしなくて構いません。自然体である範囲で楽しんでみてください。

そういえば、料理用のハーブ。ローズマリーやセージ、オレガノなども入浴剤として使えます。ブーケガルニなど入れて入浴すれば、ほらあなたは、とってもおいしくなりますね。

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