重ねばきソックスの生地の特性

温ちゃんです。

毎日書いている記事は、「冷えとりって何?」「冷えとり始めてみようかな」って方や冷えとりビギナーさんを意識して書いています。でもベテランさんも飽きないように1回の投稿で最低1つは冷えとりのベテランさんにもなるほどと思ってもらえるような内容をはさめたらいいなと思っています。

この間の日曜日、温ちゃんは長野県駒ヶ根市にあるシルクミュージアムに行ってきました。蚕さんたちにいっぱいあえて、とても素敵な一日でした。

絹→綿→絹→綿→
は鉄板かと思われていましたが、最近では特に2枚目はウールのほうが木綿よりいいじゃないかって声が上がっています。

というのは、木綿は乾燥した土地に育つため湿気を逃がさないようできるだけ保湿する性質があるんですって。だから布ナプキンには綿が一番なんですね。

乾燥した冬は気にならなかったのですが、特に湿気の多い今の時期は木綿の靴下がべちゃっと湿って、なんか温かくないんです。木綿の靴下が汗や湿気を吸い取っちゃうんですね。

その点ウールは吸い取った湿気を放出する力も持っているので、木綿に比べ湿っぽくならず気持ちがよく温かい感じがします。

汗をかく、湿気が多い・・夏の冷えとりは2枚目をウールにしてみませんか?

あとおすすめなのは、麻と竹。
2枚目、4枚目といろいろ試すと、思いがけない発見があるかもしれませんね。

ここでちょっとそれぞれの生地の特性を書いてみます。

【絹】
吸湿性、保温性、やわらかい、光沢が美しい、摩擦に弱い、変色しやすい、虫に弱い、縮みやすい、高価

【木綿】
丈夫で強い、やわらかい、熱に強い、吸湿性、保温性、安価、湿っぽい、縮みやすい

【ウール】
保温性、吸湿性、放湿性に富む、汚れにくい、断熱性がある。虫に弱い、毛玉ができやすい、やや高価

【麻】
すずしい、丈夫、吸湿性がある、蒸れにくい、放湿性、硬い、保温性に乏しい

【竹】
抗菌性がある、やわらかい、蒸れにくい、吸湿性がある、制電性、消臭性に富む、摩擦に弱い、

やっぱりウールが一番ねって声が聞こえてきそうですが、「竹の靴下って足がくさくならなくていいわ」とか「麻は蒸れなくていいね」って声もあります。

また、夏は一枚目に麻や竹だってありだと思います。固定観念を取り払って、それぞれの特性をいかした重ねばきライフを楽しんでみてくださいね。

他にカシミアやアンゴラ、モヘアなどがありますが、5本指ソックスがあるかどうかはわかりません。

最近うわさになっているのが、ラクダの毛の5本指ソックス。お値段も高いけど絹の次にはく2枚目の靴下としては最強!とのうわさですが、実態はまだ謎?・・気になりますね。

ところでシルクミュージアムの付属施設のバイキングで、元をとろうとして食べ過ぎたボスは、そのあと夜まで苦しんでいました。まったく懲りないんだから・・・あきれた

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