ふくらはぎは第二の心臓

沸かしてからしばらく放置したお風呂。

表面は十分温かいのに、浴槽の下のほうはほとんど水。

あなたの体もお風呂と一緒です。

血がちゃんと巡らなければ、足元は冷え冷え、頭だけがかっかと熱いままです。

でも私たちの体はお風呂と違って、手や湯かき棒でかき混ぜることはできません。

心臓から送り出された血液は動脈から毛細血管へと流れて、酸素や栄養を体の隅々に届けます。

心臓から足先へは重力に任せていけばいいのですが、問題は帰りです。

毛細血管で老廃物や炭酸ガスを受け取った血は、

今度は重力に逆らって心臓までたどり着かなくてはなりません。

それがいかに大変なことかは、人間の血液の70%が下半身に集まっていることからもわかります。

毛細血管から静脈に流れた血液は筋肉の中を流れます。

静脈は逆流を防ぐよう弁のようなものが備わっていますが、それも押し流す強い血流があればこそ。

そして静脈を流れる血が心臓まで戻るのは、筋肉が収縮と弛緩をくり返すことで

静脈に圧力をかけ、ポンプの役割を果たしてくれているからです。

まるで搾乳のような動きから、ミルキングアクションと呼ばれています。

このミルキングアクションの中心が第二の心臓と呼ばれるふくらはぎ。

ふくらはぎがあんなに太いのは、あなたが食べ過ぎたからではなく、足まで行った血を心臓までしっかり届ける必要があるからです。

足の静脈血は、ふくらはぎの筋肉の力強い働きがなければスムーズに心臓に戻ることができません。

足がむくむのは、ふくらはぎのポンプがうまく働かないからです。

筋肉は冷えると固くなります。

固くなるとミルキングアクションもスムーズにいきません。

足と一緒にしっかりふくらはぎを温めましょう。

そして、もう一つ。

寒くなってきましたからってコタツでテレビやパソコンばかり見ていないで

億劫がらずに歩いたり走ったり、筋肉を使いましょうね。

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