カタカナ食と女性の健康

タバコも吸わない、アルコールもそれほど飲むほうではない、エクササイズもちゃんとやっているし野菜だってしっかり食べている。なのになぜ私が?

乳がん、子宮がん、卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫などになる女性の低年齢化が進んでいるといわれています。がんといえば中高年の病気だと思っていたら若い世代に限って言えば、圧倒的に女性のほうが多いといわれています。
60代70代ではなく、見た目スマートではつらつとしている30代40代の女性が子宮がんや乳がんにかかるというのは、なぜかしら。女性には男性にはない臓器器官があるってこともあるでしょう。遺伝や感染症の問題も見逃せません。でも昔に比べ若い女性のがん罹患率は急速に増えています。

高校生の頃はミニスカートだった、生理痛はいつも薬でやり過ごす、ご飯やみそ汁ではなく食パンと乳製品中心の朝食、太るのが嫌だからお昼は菓子パンやフルーツで済ます、お肉や主食は少なく生野菜やフルーツ主体の夕食、忙しいのでお風呂に入らずシャワーで済ますことが多い、冷房がつらくて夏でもひざ掛けやカーディガンは手放せない、スイーツやアイスは大好物、満員電車や渋滞あるいは仕事など暮らしのストレスが多い、コンビニやファーストフード店が友達、一人暮らしで自炊はあまりしない、昼夜逆転している、疲れているので休日は寝て過ごす。

当てはまる項目が多かったらご注意。もしあなたがこんな生活していたら、間違いなく年を重ねる前に重大なトラブルが訪れます。

パン、パスタ、サンドイッチ、サラダ、フルーツ、チーズ、バター、ヨーグルト、ワイン、ケーキ、アイスクリーム、プリンにチョコレート、スナック菓子。おじさんに比べ女子の食事は圧倒的にカタカナ食が多くなっています。そして、カタカナ食の多くには油脂や乳製品、砂糖がたっぷり入っています。

実際、油脂・乳製品・砂糖が入っているとなんでもおいしいんですよね。太るからとごはんや麺類を食べない代わり、パンにはバターやマーガリンを塗りますし、サラダにはドレッシング。何も塗らずに食べられるクロワッサンやバターロールはすでに油の固まりです。体に悪いってことで言えば砂糖・油脂・乳製品の多い女子食は、とんかつにラーメンライスの高カロリー高たんぱくのおじさん食にそん色ありません。

砂糖の害については以前何度か書きました。

コレステロールや中性脂肪など、油脂の取りすぎの影響は女子は十分知っていますね。でもそれだけでなく高脂肪食はコレステロールを素材としてホルモン様物質を作り出し、ホルモンに支配している臓器の癌(乳がん、子宮がん、前立腺がんなど)を誘発するということがわかってきたそうです。

肉や魚を食べないのにサラダやヨーグルト、フルーツばかりを食べていたら体は陰性に傾いていきます。現代日本の女子はほとんど陰性体質。陰性体質は体を冷やし低体温を引き起こします。病気にならないための免疫力だって落ちていきます。

「私はダイジョブよ。だってバターやチーズをしっかり食べてるもの。バターやチーズって陽性でしょ」乳脂肪にはダイオキシンや環境ホルモン(内分泌かく乱性物質)エストロゲン(女性ホルモン)が溶けやすいという特徴があります。ダイオキシンや環境ホルモンはおっぱいにたまります。しかも乳房は体温が低い。そんなわけで乳製品を多くとる女性ほど乳がんになる確率は増えるといわれています

それではどうしたらいいのでしょう。脂肪・砂糖・乳製品が多く含まれるカタカナ食を減らし、意識してひらがな食=和食を多くしていきましょう。

でもわかっちゃいるけどケーキやチョコレートがなかなか減らせないのは、私たちの今の暮らしの中で最大の楽しみが食べることになってしまっているからかも。テレビを見ればグルメ番組ばかり。いま食事は最大の娯楽です。

食べること以外にもわくわく・どきどきできることをいっぱい見つけれるといいですね。

今日のお話しの参考にしたのはこちら
「夜中にチョコレートを食べる女性たち」幕内秀夫著・講談社

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