お灸の話し
温ちゃんです。温ちゃんの住んでいるところは、長野県の南の端っこのほうです。棚から物が落ちるようなこともありませんでした。ご心配くださった皆様ありがとうございます。

そして県北部の知り合いでは、割れた窓ガラスで指を怪我した人や、テレビが倒れた、お気に入りのグラスが割れた、金魚が犠牲になったとの被害も聞いています。被災された方にお見舞い申し上げます。

さて、なんとなくだるい、肩がこる、眠れない・・・そんな日々の「小さな不調」に対し、東洋医学ではツボを刺激することで解決してきました。1000年以上も前から親しまれてきたお灸は、鍼や指圧と違って自分で簡単にできるツボ刺激の方法です。

お灸っていうと、もぐさを直接肌につける直接灸を思い浮かべる人も多いと思いますが、ドラッグストアで買える台座灸(せん○ん灸など)やアロマ灸、煙の出ないタイプや棒灸、温灸器によるものなどいろいろなタイプが販売されています。

お灸は一日に一回ほっとくつろげる時間が最適です。一回にツボ2~3箇所、いっぺんにあちこちにお灸をしようと欲張ってはいけません。そして心地よいあたたかさを長く感じるお灸が最適です。びりびりしたような不快な熱さはツボをはずしていたり強すぎたりしているかもしれません

ツボは周囲と比較してへこんでいたりくすんで見えたり触ると痛いところですが、最初はなかなかツボを見つけることがむずかしいことも。鍼灸師さんなど、わかるひとに触って教えてもらうのも手かもね。

ツボもたくさんありますが、肩井、関玄(丹田)、合谷、足三里、三陰交など代表的なツボを少しと、あなたにとって大事なツボだけ覚えておくだけで大いに役立ちます。鍼灸師じゃないんだから全部覚えようなんて思わなくていいからね。

靴下やレギンスの穴が開くところ、お風呂で体から泡が立つ部分も、そこがツボだったなんてこともよくあります。そんなときは穴が開いたところや泡が立つ部分のツボを探してみてください。

お灸に使われるよもぎの熱は油分や水分を含んだ湿熱。体の内部に深くじんわり効くお灸は、高温多湿で食事も水分が多い日本の風土に合ったツボ療法なんです。

なお、市販のお灸にも強いもの弱いものとありますが、熱ければそれだけ効くってわけではないそうです。ついつい自分の体にも「お灸をすえたく」なるかもしれませんが、柔らかい熱で気持ちのいいお灸を楽しみましょう。

それにしても今回の地震、時間帯もあってお風呂で揺れにあった人もいっぱいいるようです。靴下をいっぱい履いていれば靴を履かずに外へ飛び出すこともできますが、お風呂で地震にあったらちょっとビビりますね。

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