ビギナーのための冷えとり入門・第六夜

温ちゃんです。ビギナーのための冷えとり入門6日目、最終話です。

皆さんは陰陽五行ってご存知でしょうか?陰陽五行は東洋哲学や東洋医学における宇宙の根本原理といわれ、冷えとりでも顔色や毒だしの症状などの現象をみたり、体を冷やす食べ物温める食べ物などのお話しをするときに必ず出てくる、いわゆる冷えとりにとってはものさしにあたります。

食べ物にはすべて陰性の食べ物と陽性の食べ物があって、陰陽バランスが取れた食生活が大事だというのがマクロビオティックをはじめとした陰陽調和の世界です。

たとえば南の果物であるバナナやパイナップル、夏にできるトマトやなす、その他豆乳やしょうが、砂糖、化学調味料などは陰性で体を冷やします。その一方冬に育つにんじんやごぼう、動物性の肉や魚、時間をかけて発酵さえた味噌、醤油や梅干しなどは陽性で体を温めます。冷えとりの原理からいえば、体を温めたほうがいいから陽性のものばかり食べればいい、と考えがちですが、そうではなく中庸すなわち陰陽のバランスが大事です。

五行は森羅万象を木・火・土・金・水であらわしたもので、漢方の処方などでも五行と虚実相という分類で症状を見ていきます。臓器でいえば木は肝臓・たんのう、火は心臓・小腸、土は脾臓・胃、金は肺・大腸、水は腎臓・膀胱をあらわし、色でいえば木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒があてはまります。

これは適当に割り振っているわけではなく中国四千年の歴史(?)から実証された事実なんですね。

どういう見立てをするかというと、赤い顔をしていれば心臓が悪い。胃が弱ってくると足が痛くなったり口の中にできものができて食べられなくなるとか、秋は五行でいえば金なので肺・大腸が弱りやすくアトピーや鼻水、下痢、便秘などの症状が出やすい。土用は季節の毒を清算するときだから、冷えとりをさぼっていた人はいろいろと症状が出やすいとかです。

温ちゃん、いままでも折に触れ、五行には触れてきていますのでお時間があったら過去の投稿も覗いてみてくださいね。

五行について知らなくても冷えとりでやることはかわりませんが、知っていればめんげんや靴下の穴があいた所から身体のどの臓器器官が弱っているのかなど見立てることができ、冷えとりの理解がより深まります。

冷えとりをやっていても五行図についてはスっ飛ばしちゃう人も多いのですが、そんな方は是非、近々温ちゃんと一緒に五行についてしっかり勉強してみましょうね。

さて明日はお休み、あさってからは温ちゃんの専門(?)毒!についての話をシリーズでさせていただきます。

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