合成着色料

いちごやメロンやブルーハワイ・・・
市販のかき氷シロップの味は全部一緒だって先日ネットで話題になっていました。
目をつぶって鼻をつまんで食べると全部同じ味なんだそうで、びっくりです。

たとえば最大手、M屋のシロップの表示を見ると「果糖ぶどう糖液糖・香料・酸味料・着色料」

果糖ぶどう糖液糖というのは、異性化糖といってトウモロコシでんぷんを酵素処理した甘味料です。原料は天然のとうもろこしですが、作り方は人工的な方法で多く摂ると高血圧や肥満、糖尿病のリスクが高まります。最近では女性の不妊に関係しているという調査もあります。

原料のとうもろこしは遺伝子組み換えの心配がありますし、異性化糖は満腹感を感じなくさせますので摂りすぎに注意です。

合成着色料のうち、青色1号は発がん性があるとしてヨーロッパでは多くの国で禁止されています。赤色102号や黄色4号は染色体異常やアレルギーの心配があります。EUでは合成着色料(タール色素)が多動性障害(ADHD)に関係するのではないかとして注意喚起をラベルに書くことが義務付けられました。

こうやってみると天然物といえば果糖ぶどう糖の原料のとうもろこしだけでかき氷シロップというのはほとんど人の手によってつくられた合成物なんですね。これを食品と呼んでいいものでしょうか?

私たちは年間4kgの食品添加物を体に入れています。コンビニ弁当やファーストフード中心の暮らしをしていれば年間7kgの食品添加物を口に入れているという話もあります。ひとつひとつの成分は少量でも、石油から作られた食品と呼べないものをこれだけ体に入れていてほんとうに大丈夫なのでしょうか?

もしかしてアミノ酸をおいしいと感じ、赤色1号にテンションをあげ、人工のバニラフレーバーに食欲をそそられる私たちは、すでに自然から切り離されたサイボーグなのかもしれません。

今は合成保存料いっぱいの人間の体は腐らないという都市伝説も。

それはおおげさでも、私たちの体は私たちの食べたものでできていると考えれば、ふだんから食品のラベルを読む習慣読む力をつけていくことが、私たちや家族の身を守る智恵なんじゃないかしら。

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生の果実から作られた、無着色で人工甘味料・香料・保存料不使用のかき氷シロップはいかがですか?

 

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