咳・たん・のどにレンコン湯 | 冷えとり温ちゃん

レンコンの話

咳をしたりのどをいためている方が多い季節になりました。
古今東西食べ物で体の調子を整えるってことはずっとされてきました。
日本においては、咳・たん・のどの痛みには、まずは「レンコン」かな

レンコンがのどにいい理由

レンコンにはのどにいい、「ムチン」「タンニン」「ビタミンＣ」が
豊富に含まれています。
レンコンを切った時に出る白いねばねばの糸がムチン
ムチンは乾燥や異物からの刺激から喉や気管支の粘膜を保護し
炎症を抑えてくれます。
そしてレンコンを置いておくと次第に黒くなる成分がタンニン
タンニンはポリフェノールの一種で
血管を収縮させ、炎症を抑えてくれます。
ビタミンＣはのどの痛みを緩和してくれます。

自然療法やマクロビでのレンコンの立ち位置

レンコンは太いところが陰性、節の部分が陽性の調和のとれた食品です。
節のところでギュッと締まっていますが
この穴を締める作用が気管支やのど、鼻の炎症に効くと
薬膳やマクロビでは考えられています。
せき、たん、のどの痛みには節のところが特にいいといわれますので
是非、節も捨てずに一緒に使ってみてください。

レンコン湯の作り方

レンコン湯はのどの不調に一番適したお手当です。
材料は
レンコンのおろし汁（とくに節の部分がよい）大さじ３
しょうが汁２～３滴
自然塩　少々
水　適量
鍋に水を入れ火にかけ、レンコンとしょうがの汁、塩を入れ
沸騰する直前に日からおろして服用します。
ビタミンやムチンは熱に弱いので、
ぐつぐつと煮込まないほうがいいと思います。
コホンときたらレンコン湯って覚えておくといいですよ。

レンコンのきんぴら

あ、あとれんこんのきんぴらも簡単にできて美味しい一品。
薄いいちょう切りにした蓮根をごま油で炒め
お酒少々と少しの醤油で味付けます。
しゃきしゃきとして美味しい上に呼吸器系全体の調子を整えます。

のど風邪が流行る今の時期がレンコンの一番おいしい旬の時期です。
熱には大根やりんご、炎症には里芋。
ネギやしょうがも風邪の諸症状を緩和してくれます。
どれも今の時期の野菜や果物
自然はちゃんと、季節季節に最適な食材を用意してくれるんですね。
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台所にレンコンがない時のために
蓮根粉末（コーレン）の常備をおすすめします。