養生訓その2

忍者の巻物みたいに、『養生訓』の中には健康でいるための「術」がてんこ盛りになっています。

まずはそのなかから有名なくだりです。

「養生の術は、先ずわが身をそこなふ物を去るべし。身をそこなふ物は、内慾と外邪なり」

外邪っていうのは「風邪」「寒邪」「暑邪」「湿邪」「燥邪」「熱邪」で、それぞれに季節によって邪気のパワーがあがり、体のウィークポイントを狙って忍び込みます。
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特にこれからの季節は「湿邪」が曲者です。っていうか日本は島国で梅雨もじめじめ、真冬を除き湿度が高いのがデフォルトですのでほとんどの日本住民は腎臓が痛めつけられています。腎臓が痛めつけられると、それを逃そうと生殖器や膀胱にトラブルが発生しますので、私たちは基本いつも「腎」系に気を使ってあげる必要がありますね。

そして「内慾」というのは、美味しい物をお腹いっぱい食べたいなあ(飲食の欲)やいつまでもごろごろと寝ていたいなあ(眠りの欲)、エッチしたいなあ(色欲)など。養生訓の中で面白いというか特徴的なのは「七情の欲」と「言語をほしいままにする欲」です。
七情の欲というのは喜んだり、怒ったり、憂いたり、思いつめたり、悲しんだり、恐れたり、驚いたり・・・これって五行の中でも出てきましたね。マイナスの感情だけでなく喜びなども浸りすぎると体を弱らせる原因となるそうで

「言語をほしいままにする欲」とは思ったことを何でも口に出して相手と議論したり、おしゃべりすること。おしゃべり思ったことをすぐに口に出すのも慎みなさいと「養生訓」は言っています。

七情もおしゃべりも気を外に流れ出させる要因です。特に集中したいとき、体をしゃきっと保ちたいときなどは、あまり感情や言葉を発することなく、自身の中に気をとどめ集中することが大切だよってことだと思います。

現代人はなかなか一人静かに集中する時間が少なくなっています。たまには内慾を断ってひとり静かに集中する時間ももちたいものですね。

内慾を慎むと、外邪も襲ってこないと「養生訓」は説きます。でも禁欲はなかなか簡単ではありません。下半身を温めて循環をよくすれば内慾も外邪からも身を守りますってことは養生訓には、書いてないか・・

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