症状即療法

めんげん(好転反応)は冷えとりしているいないにかかわらず出てきます。東洋医学では「症状即療法」といって、肌がただれる、熱が出る、下痢をするなどの症状はすべて体が治そうとして起こしていることだと考えます。

例えで話をするならば、私たちはみな毒を受け止める壺を持って生まれてきています。

ちっちゃな赤ちゃんは小さな壺。母親から預かった毒を小児アトピーや小児ぜんそくなどで排毒していきます。かわいそうだからとステロイドなどで毒だし口をふさいでしまうと行き場がなくなった毒は体の中で暴れて、神経芽細胞種などより深刻な形になってしまいます。

毒受けの壺は成長するにしたがって大きくなっていきます。小さいころにはすぐに熱を出したり咳き込んでいたりしていた子も、抵抗力がついて、少しずつ風邪をひいたり病気になったりすることが減ってきます。

それでも毒は溜まっていきます。溜まった毒があふれてでるのが症状。抵抗力が小さい人は毒の壺が小さいのでしょっちゅう熱を出したり発作を起こしたりしています。でも体の中の毒はあまり溜まらないので大病することはありません。抵抗力のある丈夫な人は毒がどんどん溜まっていって、ある日突然大きな病気になったりします。

体も毒がたまるとつらいので、時々は壺を傾けて、おおきなめんげんを私たちに与えてくれます。そのタイミングが季節の変わり目だったり厄年だったりするのでしょう。

食べ過ぎや不自然な食べ物、喫煙や電磁波、経皮毒・・・気をつけていても多少の差はあれ毒は私たちの体に取り込まれていきます。どうしたらいいんでしょうか。

壺に小さな穴をあけましょう。毒だし口です。ちょっと食べ過ぎると鼻水が出る、甘いものを食べると足の指がかゆくなる、アトピーや頭痛や下痢や癇癪も毒だしです。

いっぱいいっぱい毒だしすれば壺の毒も溜まりません。気をつけて入ってくる毒を減らすことができれば壺の中の毒も減っていきます。

「症状即療法」そう、出てくるものはすべて毒だしです。かゆかったり痛かったり辛かったりしても悲観的にならずに、よくなる過程と楽しみましょう。心の余裕があなたの毒だしをサポートしてくれるはず。

つまずいたっていいじゃないか めんげんだもの みつを

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