厄年と7の倍数

数えで19歳、33歳、37歳、62歳が女性の厄年だといわれています。また男性の場合は25歳、42歳、62歳が厄年ですね。

女性でいうと1953年、77年、81年、95年生まれ、男性ですと1953年、72年、89年生まれの人が厄年になります。

進藤先生によりますと、この厄年が体に溜まった何年か分の毒をまとめて出す年なんだそうです。実際に厄年と言われる年齢の前後は体が変わる年齢と重なりますので、体の毒出しが盛んになりいっぺんにまとめて精算しちゃうというのもうなずける話です。

厄年とは少し違いますが、東洋医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数の周期で体がかわるといいます。

これは平均寿命が延びた今でも変わらず、たとえば14歳前後(7×2)で初潮を迎え、21歳で成長が止まり、28歳で体の機能のピークを迎え、35歳で肌や髪が衰えはじめ、42歳で前期更年期、49歳で閉経というリズムがあるというのが東洋医学の考え方です。

男性はちょっと遅れて(小中学生みているとわかりますよね)16歳で思春期、24歳がピークで32歳で衰え始め、40歳で白髪など老化が始まり48歳で更年期、56歳で老化が本格化するそうです。

男性は閉経がないため、更年期を受け入れられず心身のバランスを崩しちゃう人もいるんだって。

この7の倍数が女性の体が変化する時だって点に注目。

体の変化はホルモンによる影響が大きいので、ホルモン分泌の変調がある7の倍数の年に、体調を崩したり心が不安定になる人が多いそうなんです。

暴飲暴食や慢性的な睡眠不足、不摂生な生活を続けているとホルモン機能が早く衰え老化をはやめるというから心配じゃあありませんか?

今日の挿絵の中のグラフ!実はこのグラフの線を高いお山にできれば、それがアンチエイジングなんです。7の周期が変わるのではなく、グラフのお山が高い人、低い人がいるんですね。

ではどうしたらいいのでしょうか?

食事に気を使ったりヨガや太極拳、整体はもちろん、愉快なおしゃべりや打ち込める趣味などももちろんいい効果を生み出すでしょう。

それとお約束の冷えとりですね。ワンパターンですみません。

でも冷えとりは実際アンチエイジングにも有効なんです。白くなりかけた髪がまた黒くなってきたとか、水分を失いかけてたお肌がみずみずしくなってきたって話も聞きますものね。
さらに、更年期を快適に過ごせるかどうかはその前のプレ更年期が大きく影響しているそうなんです。

冷えとりをしていれば更年期はあっても更年期障害はないって話もよく聞きます。

それにはプレ更年期からしっかり頭寒足熱腹七分を実践しましょうね。

ところでほんとうに厄年というのがあるかないかは温ちゃんわかりません。

ただこのお話しで大事なのは「何年も溜まった毒をまとめていっぺんに出すときがある」ということだと思います。

以前、「年末の大掃除」って話をしましたが、実際に冷えとりしていたら数年後、とてつもなく大変な毒出しを体験したという話も聞きます。

ちょっと怖い話ですが大丈夫!「神様は乗り越えられる試練しか与えない」ってなんかのドラマで言っていましたし。

え?ドラマ?

shuuki