書籍「万病を治す冷えとり健康法」

温ちゃんです。

半身浴や排毒などの健康法は以前からありましたが、重ねばきソックスなどをあわせて「冷えとり健康法」として、体系化して提唱したのは、小牧市のお医者さんだった進藤義晴さんという方です。

1988年に出版された「万病を治す冷えとり健康法」(農文協)は重版を重ね、2000年には新版として多くの方に読まれています。

今では冷え取り関係の本もたくさん発刊されていますが、温ちゃんのお師匠さんに言わせれば、冷えとりで疑問が出てきたらこの「万病を治す冷えとり健康法」を読みなさい、そうすればすべて答えが書いてある、というんですね。冷えとりのバイブルといったところでしょうか。

「新版・万病を治す 冷えとり健康法」進藤義晴・著 農文協
https://www.tekuteku.net/products/detail.php?product_id=3208

余談ですが最初の頃は絹の五本指ソックスがなくて、一枚目は軍足を履きましょうと書いてあるんです。

この本では、体の冷えだけでなく心の冷えについてもいろいろと書いてあります。

温ちゃんはあまり偉そうなことは言えませんので、進藤先生の言葉をお借りして、少しだけ心の冷えについて書いてみますね。

昔から「病は気から」というように、ストレスなどの心の毒が体に変調を引き起こすことは経験的にわかりますね。そして、体の不調は心にも大きく影響するようです。

イライラしたりくよくよすると、頭に血がのぼり足元が冷え血行不良を引き起こし内蔵の働きも弱ってしまいます。

冷えとりを行うことで、心にも良い影響を及ぼし、あまり感情が波立つことが少なくなるそうです。

好転反応が盛んになってくると、心に不安や心配が訪れることがあります。そんなときあまり大きなマイナスの感情があると、かえって症状を悪化させることがあるといいます。

冷え取りをしていることで現れる現象はすべて快方へ向かう過程と気持ちを切り替えて、ゆったり構えることができるといいですね。

進藤先生によると、人は皆「傲慢」「冷酷」「利己」「強欲」の4つの我執を持っているそうです。

傲慢とは、威張って人を見下したり、見栄を張ったり、何かしてもらっても当然という態度をとることです。

また卑屈になるのも傲慢の裏の顔だそうです。

こんな人はたいていい肝臓や胆のうが悪く、青白い顔をしていることが多いそうです。

冷酷は、他人に思いやりがなく自分の都合の良いことばかり考えることです。他人をあざ笑う傾向があり、心疾患やリウマチほか心臓や循環器系にトラブルを抱えていることがよくあります。

利己は、保身や自分勝手、安楽を求める心が有り自分に甘く面倒くさがりです。優柔不断なひとも含まれます。

脾臓や消化器が弱く糖尿病になりやすく、口内炎もできやすい体質です。黄色っぽい顔をしていて、食べ過ぎの傾向があります。

強欲とは物欲だけでなく自分がしている以上のものを望みます。また泣き虫や物事を悪い方向にばかり考える傾向もあります。

肺や大腸の調子が悪くなりやすく、便秘や潰瘍、ぜんそくや皮膚疾患にもなりやすい傾向があるそうです。

いずれにしても原因は冷えにありますので、しっかりひえとりをして食べ過ぎに気をつけ、こころをまるく穏やかにするよう心がけていると体も心も一緒にいい方向に向かっていくというお話です。

これらはすべて、中国の陰陽五行説の考えから導かれています。五行説については、いずれもっと詳細にお話していきたいなあと思っています。

そうそう、以前書いた五行図の中にも我執について書いておきましたので参考にしてくださいね。

明日は、この本の中のお話から、病気などで出てくる症状を4つに分類してお話させていただきます。
それでは、おやすみなさい。

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