食事と心の持ち方

終わってしまいましたね「ごちそうさん」。温ちゃんです

養生訓においてもっとも言及が多いのはやはり食べ物のことです。
「食は半飽に食ひて、十分に満つべからず」(腹八分目ね
「五味をそなへて、少づつ食へば病生じず」(ばっかり食はよくないよ)
「諸々の食物、皆あたらしき生気ある物をくらふべし」(腐らない保存食品やインスタント食品ばっか食べないでね)などなど。

その中でも、貝原益軒が『養生訓』でしばしば言っているのが、心のもちかたのこと。
たとえば「怒りの後、早く食すべからず。食後怒るべからず」「憂いて食すべからず。食して憂うべからず」

食事の前後で怒ったりうじうじと悩んだりしちゃあいけないよってことです。やけ食い!なんてもってのほかですね

気分を変えるための儀式が「いただきます」の挨拶です。怒りや憂いの感情を断ち切って、感謝して食事に向かうための儀式は「ごちそうさま」も一緒です。

「いただきます」から「ごちそうさま」の間は、マイナスの感情は遮断して明るい話題だけにすれば一日2~3回、一時間程度は憂いや怒りの感情から解放されます。食べるという行為はそれがしやすい時間です。

そして、そのほうが食事はちゃんと栄養になるのです。また、おいしいおいしい感謝しながらと食べることで、気もちゃんと回っていくんでしょうね。温ちゃん、冷えとりランチ会大好きです。

そしてもうひとつ「食する時、五思あり。」
食事の時には5つのことに思いをはせて感謝して食べましょうねってことで、その五つとは
1)料理してくれた人に感謝しましょう。
2)食にかかわるあらゆる人の苦労や努力に感謝しましょう。
3)食事をするためのお金や空間や時間を用意してくれた周囲に感謝しましょう。
4)世の中には飢えて満足に食べられないひとがいるのに、今自分はこうやって食事にありつけることに感謝しましょう。
5)いのちをいただくことに感謝しましょう。

ってことで、今日も感謝して「いただきま~~す」

 

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