立春の話

今日は節分、明日は立春。暦の上ではもう春なんですね。温ちゃんです。

お正月は真冬なのになんで新春なの。俳句の季語とカレンダーがずれるのはなぜ?桃の節句にモモの花は咲いていないよ。七夕っていつも雨ね。

畑仕事も商売も季節の行事も日本ではずっと旧暦(太陰太陽暦など)で行われてきました。旧暦は季節の移ろいに忠実なので、農事にもお祭りや節句にも都合のよい暦でしたが明治5年日本政府は突然新暦(グレゴリウス歴)に変更しました。なぜそんなに改暦を急いだのかというと列強の圧力もあったのでしょうが、19年に7回も閏月がある旧暦だと、政府が公務員に年に13回も給料を払わなくてはならない年ばかりなのを嫌ったいわれています。

その際に、「諸祭典等旧暦月日を新暦月日に相当し施行いたすべき事」としちゃったもんだから、梅雨の時期に七夕をやったり、ハウス栽培の高価な七草を買わなくちゃならなくなってしまったのです。

旧暦の24節気で明日は立春です。立春は春めいてくる日、初めて春の気配が現れてくる日ですが実際には寒さのどん底です。まさしく「春は名のみ」なのですね。

立春から半月後が雨水。暖かさに雪や氷が解け出し、あま水となって降り出すころ。厳しかった寒さも次第に緩みはじめます。

そして立春から30日後が啓蟄。冬眠していた蛇や蛙などが暖かさに誘われて冬眠から覚めて初めて姿を見せることから啓蟄といわれています。

そして次が春分。今年は3月21日。暑さ寒さも彼岸までというように、大いに春めいてきます。

旧暦を知ると、暮らしの見方が変わります。冷え取りでよく出てくる五行も旧暦で数えます。今日までは冬の土用、明日からは「春=木」です。からだも旧暦で変化していくんですね。

今年は是非旧暦を意識しながら毎日を送ってみてください
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