野菜の冷えとり

こんにちは温ちゃんです。

私たちの体は食べ物でできています。その食べ物は土と水と大気から出来ています。え?肉や魚もそうかって?魚は陸地から流れ込んだ養分と酸素がなければ育ちませんし、牛や豚は土から出来た野菜や穀物を食べて育ちます。

加温ハウスで促成栽培された野菜は上半身の果実部分や葉っぱばかりのぼせて、下半身の根は冷え冷えなので、食べた私たちも冷やしてしまいます。そして農薬や化学肥料は野菜の体を冷やします。同じカブや大根でも確実に昔より今の方が陰性に傾いてきてるんですね。

江戸時代には農薬も化学肥料もなかったのにちゃんと野菜は育っていました。化学肥料や農薬、ハウスで育った野菜を食べている私たち、同じ野菜を食べているようでも江戸時代と現代では野菜の作り方が違うので、食べている私たちの体の冷えだって溜まっていって当然です。

たとえ有機質の完熟堆肥であっても多すぎる肥料は野菜をメタボにさせて不健康にしてしまいます。そんな野菜は見た目は立派でも味も薄く鮮度が落ちるのも早いようです。

肥料もちょっと欠乏するくらいが、しっかり根を張り元気な野菜に育ちます。豆科でなくてもチッ素を与え過ぎなければ自分で栄養を生み出して生命力溢れる元気な野菜が育ちます。

野菜に虫がついたり病気が発生するのは、病んだ野菜の毒出しです。それはそのまま大元の土が病んでいるから。微生物やミネラルが多すぎず少なすぎずバランスよく含まれた元気な土が戻って来れば、野菜もちょっと虫がついたり病気になっても、ちゃんと自然治癒力で復活します。農薬は使わないんじゃなくて、いらなくなるのが本来の姿なんですね。

頭寒足熱、腹七分は美味しくて病害虫に負けない生命力にあふれた野菜作りのエッセンスです。

そしてもう一つ。元気な野菜から育ったタネは、元気な子供へと育ちます。

生命力みなぎるタネのエピソードをひとつ。隣の畑と同じ時に蒔いたタネなのに、隣の畑のタネはとっくに発芽したのに、うちの畑のタネはなかなか発芽しないなと思っていたら、嵐が来て隣の畑のタネは全滅、うちの畑のタネは嵐の後に一斉に発芽を始めたのって話を聞きました。なんと嵐が来るのがわかっていて、過ぎ去るまで発芽せずに待っていたんだそうです。

タネが自ら発芽の時期を判断したってことでしょうかね。恐るべしタネの世界です。

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