「出す」健康法

温ちゃんです。

「呼吸」「出入口」「出納帳」どれも出すのが先。しっかり出せなければ、ちゃんと入ってきません。世の中に健康法はいろいろありますが、「出す」ことに主眼を置いた健康法って少ないんじゃないかしら。

半身浴、靴下の重ねばき、自然素材の肌着や湯たんぽ。冷えとりはただ温めるだけでなく毒だしに主眼を置いた「出す」健康法です。

ポピュラーな毒だしといえば、「汗」「呼吸」「排泄」みんな意識せずともずっとしてきた、誰でもできる毒出しです。

人間の体からは汗やおしっこで約2.4リットルの水分が出て行きます。

べたべたした汗、または汗が臭い人はしっかりと汗で毒だしできています。「気持ち悪い!やだ」って制汗スプレーで抑えたり、冷房の部屋でじっと動かないでいると、汗からの毒だしがすすまないだけでなく、体が夏の記憶を十分体験しないうちに秋になってしまい、体調を崩したり、いつまでも微熱が続いたりしてしまいます。

そして、呼吸。

二酸化炭素と一緒に血液の中に溜まった毒のうち、水に溶けない約10%は呼気で毒だししています。

現代人の多くは呼吸が浅いといわれています。

意識して深呼吸したり、大声で笑ったり、カラオケ、気功、ヨガ、水泳、ジョギングなど、酸素をいっぱい取り入れて肺機能を高めると血の巡りがよくなり心臓と循環器系が元気になって、「出せる」体にかわります。

汗と呼吸は「腎臓を通さず」に毒だしできます。腎臓が弱っている人はもちろん、そうじゃなくても腎臓や肝臓ばかりに負担をかけている現代人。腎臓を通さずにできる汗と呼吸はありがた~~い毒だしです。しっかり有酸素運動をして汗をかき空気をいっぱい吸い込んで元気になりましょう。

もう一つ、ポピュラーな毒だしは排泄です。「排便」「排尿」そして女性は月経も大事な毒だしチャンネルです。

排便については以前書きました。ご参照ください。
https://www.facebook.com/hietorionchan/photos/644623255632607/

血液中の毒のうち水で溶ける約90%が尿によって排泄されます。夜をとおして血管の水溶性の毒が腎臓でろ過されて、朝一番のおしっこで排泄されます。

「それじゃあ、水をいっぱい飲んでいっぱい汗をかいていっぱいおしっこすればいいんだ。」ううん、違うの。汗やおしっこの量は関係ありません。大事なのはどれだけ汗やおしっこで毒だしできるか、だから冒頭言ったように汗がべたべたする人や臭い人は毒出しができてるってことなんです。だけど汗があまり出ない人は水分をしっかり摂って発汗を促してあげるのはよいでしょう。

汗やおしっこの中にいっぱい毒を出せる体になるには、血液やリンパ液などからだの循環をよくしてあげることが大切です。

半身浴や靴下の重ねばきで下半身をしっかり温めて、体の循環をよくしてあげましょう。

そして、吸収は排泄を阻害します。食べる量を減らし(特に寝る前)排泄による毒だしを応援してあげることも大事ですね。

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