小商いとボランティア

ずっと震災ボランティアをしていた男の子がやってきて、

ボランティアでたべていけたらいいんだけどなあって。

親に早く就職しろってせつかれているんですって。

ボランティアはボランタリー(自発的)って言葉から来ているんですね。

自発的ってのはやとわれ仕事や頼まれ仕事ではなく

自分でやりたいと思って動くこと、ボランティアは無料奉仕のことではないんですね。

東日本大震災でボランティアに駆けつけた若者の中で

「小商い(こあいきない)」を始めた人たちの話がありました。
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小商いとは、自分が売りたい商品を、売りたい人に届けたいという送り手と受け手を

直接的につないでいけるビジネスという名の交通であり、

この直接性とは無縁の株主や、

巨大な流通システムの影響を最小化できるやり方です。
当然のことながら、そこに大きな利潤が生まれることはありません。
しかし、小商いであるがゆえに、それほど大きな利潤というものも必要とはしていない。
何よりも、送り手と受け手の関係が長期にわたって継続してゆくことで、

送り手は自分が行っていることが意味のあることであり、

社会に必要とされているのだと実感することができることが重要なのです。

(小商いのすすめ 平川克美著/P.212)
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学校を出たら就職があたりまえの日本社会では、

いい会社に入れなかったらもう人生の落伍者のように

感じてしまう若者が多いそうです。働くこと=就職なんですね、

でも、就職だけが人生じゃないと知るだけで、

ずいぶん気持ちも違ってくるんじゃないかしら。

温ちゃんのボスとたまさんも21年前軽トラックに

無農薬野菜や天然酵母パン、フェアトレードのコーヒーなどを積んで

一軒一軒売り歩くことから「てくてく」は始まったしね。

商売は面白いですよ。あきないっていうくらいですからね。

そしてその面白さは人とつながっているという安心感、

コミュニケーションの面白さなんですね。大企業では味わえません。

儲けることが目的ではなく、人生を楽しむこと幸せになることが

目的なら小商いっていうのも一つの選択肢になるんじゃあないでしょうか。

また、冷えとりと関係のない話をしてしまいました。

う~ん、しいて言えば「小商い」は冷えない働き方ってとこかな。

温ちゃんでした。

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