今年のお米の汚染はどうなる?

北関東から東北にかけての米は秋以降大きな問題になってくると思います。

まず、ひとつはお米の特徴です。

お米は穂の先になる種子ですので、セシウムを溜めやすいかと思います。
ウクライナではお米は作っていませんでしたので、今回の事故ではじめてあきらかになるものと思われますがおそらくアブラナ科の野菜(キャベツ・大根・菜種など)と同じくらいお米はセシウムを蓄積するのではないかと予想します。
(蓄積しにくいのはトマト、かぼちゃ、きゅうりなどのなす科、ウリ科、ねぎ科、豆科など)

ただし、セシウムは胚芽の部分に一番たまりますので、玄米は一番あぶないです。
もうひとつは、セシウム濃度のばらつきについて

風下に向かって勾配があがるような谷底はおそらく高濃度の汚染が土壌にも水田にもでてくるでしょう。盆地の底みたいな地形も濃度が高くなります。林の中も高濃度になります。逆に意外と少ないのが海沿いの平野や大きい川のそばの田んぼ。
おそらく、同じ集落でも地形や水系によって、セシウムの蓄積濃度にかなりのばらつきがでるものと思われます。

だから、ひとつのサンプリングでは、その地域のセシウム濃度としてはまったく当てにならないことになります。
水田からイネへのセシウムの吸収は10%と計算されていますので、5000ベクレルを超えないところでは、米の作付けはおこなわれているようです。つまり、計画避難地域以外のほとんどの地域でたんぼが耕されています。

チェルノブイリで雑草のアカザが吸収しやすいことがわkっていますので、実際には10%を超える移行がでてくることも考えられますが、
収穫後には玄米で測定すれば基準値を超えるような場合でも、白米は4分の1~10分の1くらい(このへんまだあいまいですが)に減るでしょうから高濃度に汚染された土地のお米でも白米にすれば意外と基準値を超えないのかもしれません。

それでも、基準値を超えたお米が出た場合こんなことも可能です。

チェルノブイリ事故の時、ヨーロッパで基準値を超えた牛乳を、越えていない牛乳と混ぜて基準値以下にして販売した事件がありました。
米の産地表示義務は県単位ですよね。お米だって混ぜちゃえばいいんです。

ある県で、900ベクレル/kgと高濃度に汚染されたお米が出来たとします。その県の別の場所では90ベクレル/kgだったとします。
半分ずつ混ぜちゃえば、ほら基準値以下で全部出荷可能です。

セシウム(ストロンチウムやプルトニウムなども)は今後まだまだ蓄積していきます。

チェルノブイリではからし菜はトマトの40~50倍もセシウムを溜め込みました。

チェルノブイリで起きたことを注意深く観察して、今回の事故にあてはめて想像してみるといろいろなことが見えてきます。

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長野県・脱原発MLへの投稿から転載しました。

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