毎年人気!信州松川町・水野農園のりんご・梨がはじまりました。

水野農園は、両側を南アルプス、中央アルプスに囲まれた、信州伊那谷の松川町にあります。 1975年に普通栽培から有機物を使用した栽培へ方針を転換して以来、化学肥料は全く使用せず、稲わら、米ぬか、木炭、野草など、身の回りにあるものを利用し、自然の力を最大限に活用できる土作りを行っています。
農薬については、慣行栽培に比べ、3~4割減の使用量に抑えています。本当は、完全無農薬が良いのかもしれませんが、日本の気象条件では、無農薬というのは難しく、取り組み当時よりは使用量は減っていますが、いまだ到達できない目標であります。しかし、これもお客様のご理解とご援助があれば、使用量をさらに減らすことも出来ると考えています
自然の味が活きている信州松川町・水野農園のりんご・梨をぜひ食べてみませんか。

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有機減農薬だけではありません。

水野農園のりんご・梨がおいしいわけ

りんごは青森や北海道などの寒い北ほどおいしいと思われる方も多いかと思います。

実は、りんごの味をおいしくするのは昼夜の寒暖差なのです。

中央アルプスのふもと、標高800メートルにある水野農園のりんご・梨は日中の高温と夜間の低温との寒暖の差を受けて、おいしく濃密に育ちます。 樹の相を診る技術 健康で良い状態の樹は、上の写真のように適度に先端が伸びて、葉の色艶が程良く、枝が太りすぎていません。 また果実も青々とした色でなく、薄らと黄色を帯びた落ち着いた色合いになります。 果物の樹は、春から冬までの1年間の間に、枝を伸ばし、太らせることで、樹自身が成長しようとします。しかし、樹が好きなように成長してしまっては、おいしい果物はできません。そこで、太り過ぎた枝を切り、樹の成長を調整します。 この技術はたいへん奥が深く、水野さんは年に何度も山形県の名人のところに通い、今では南信州松川で講師として人に教えるまでになっています。

有機質肥料さえも与えすぎないわけ

人と一緒で果樹も飽食はよくありません。30年以上有機土壌を作ってきた水野農園の畑は今もっともバランスのよい農地となってきています。現在水野農園では、土手や圃場の草や稲わら程度で、外からの有機質肥料を投入せず、少し足りないくらいの栄養状態にして、果樹が自分の力で大きく根を張り病気に負けない元気な樹になり、おいしい果樹が育つよう研究を重ねています。

◎樹と対話しながらの剪定作業

三代目水野耕一郎さんの父、邦美さんは1975年から化学肥料を使わない農業に取り組んできました。稲わらや米ぬか、土手草を果樹園内に敷き詰めて肥沃な土壌をつくるなど独自のやり方での栽培でした。 2000年に耕一郎さんが家業を継いだ後、「剪定」の重要性に出会いました。花実をつける枝の先端まにまで樹液が届くよう剪定された果物の樹は味が変わり、病気に強くなりまた、農薬の使用量を減らすことにも繋がるのです。

◎樹の持つ自然の力を生かして

「山形県の名人と呼ばれる、清野忠氏の下へ、月に一度剪定の技術を学び初めてもう8年目になります。一年間で養分を蓄え、実をつける枝を見極めながらの剪定は正解がなく、奥深いものです。元旦から毎日樹の様子を見続けています。そうして、樹がどうして欲しいかを考え枝を切ったり残したりします。樹が持つ自然の力を生かして果実をつけさせるため、人間は余計なことをしてはいけないんです。だから今は有機肥料すら与えていません。

◎自然の甘みたっぷりの果実

いいりんごを作ろう、りんごを自然に作りたいと思っています。剪定がうまくいけば、基本的に肥料をやらなくともおいしい果実ができます。味もすっきりします。思うようにいかないことも多いですが、それが大変でもあり、楽しいことでもあるのです。
 
2000年に耕一郎さんが農園を継ぎました。 『 農園主より 』 1975年、朝日新聞に有吉佐知子の「複合汚染」が連載されました。日本が高度成長を駆け上がる真っ只中の時でした。多くの化学物質に警告を発し、農薬にも踏み込んだ部分では、日本の有機農業を一気に広げるきっかけとなりました。 近代農業を目指しながらも、何か釈然としないものを持っていただけに、これをきっかけに、有機農業の道に入ることが出来ました。転換して以来、未だ無農薬とは参りませんが、化学肥料は、その後一切使用していません。   豊かで、便利な社会を創りあげた人類ではありますが、多くの化学物質の逆襲にあって、生命の存続も危うい時代になってきております。作る人、食べる人、皆の問題であります。暮らしを変える努力を、私は、食物を作る立場で進めて行きたいと思っています。  どうぞよろしくお願い致します。 水野農園・水野邦美
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