
簡単栽培!固定種つるなしスナップえんどう
特徴
本葉12枚くらいから2莢づつなる肉厚大き目の甘いスナップえんどう。
さやごと茹でて食べられます。
蒔き時
暖地で3月~4月蒔き、高冷地なら3~6月蒔きが可能。
10~11月蒔きで翌年収穫。

栽培の仕方
Ph6.5からの中性の土壌を好み、酸性には弱い
種まきの2週間前に堆肥ともみがらくん炭を施すことをおすすめします。
えんどうはさやの中に5~6粒入っています。
これが、一カ所に種を蒔く数の目安になります。
根の広がりが30cm弱なので株間30~35センチに、1カ所5~6粒蒔きます。
発芽後はお互いに絡みついて生育して寒さにも強くなります。
春にポット栽培で育てる場合は、ひとつのポットに5粒前後蒔いて
本葉が3枚でたら若苗で定植します。
間引きはしないでそのまま大きくさせます。
根は発達せず短い側根が主根の周りの浅いところに広がります。
大雨や多湿に弱く、水はけのよい畑を好みます。
寒さには強いですが、乾燥した北風が強いとうまく成長しませんので、その場合は北側に風よけを作ります。
野菜の中でももっとも連作を嫌います。
最低でも5年は同じ場所につくらないようにしましょう。
後作に同じ支柱を利用してキュウリなどを育てると相性が良く育ちます。
支柱は株ごとに独立させて1.7メートルほどの高さにします。
まっすぐ垂直に伸びるので、支柱もできるだけ垂直に立てます。
生育適温は15~20度と低温性で、寒さに強く暑さには弱いです。
幼苗期は特に寒さに強く氷点下にも耐えます。
そのため、晩秋に蒔いて幼苗で冬を越し春に収穫するのが一般的です。
根は0度でも成長しますが、霜で浮き上がると枯れ死しますので、
寒風が当たらないようにササやムギで防風してあげます。
冬越しに適した苗の大きさは本葉3~4枚、草丈5~6センチ程度が
いちばん寒さに強いとされています。
ある程度寒くても成長するため秋にあまり早く蒔きすぎると
冬が来る前に幼苗期を超えてしまいますので蒔くタイミングに注意します。
越冬が難しい寒地や高冷地では春に蒔き、比較的涼しい初夏に収穫します。
また、幼苗期は寒さだけでなく暑さにも強いので
暖地では夏に蒔いて秋に収穫することもできます。
相性のいい野菜はレタスやロケット(ルッコラ)。
秋にえんどうの畦の両脇にロケットを条蒔きしておくと風よけや乾燥防止になります。
また、麦の種子を一緒に蒔いておくと初期の生育がよくなりアブラムシやうどんこ病防止になるそうです。
雑草対策は多くの場合不要です。
越冬する前にハコベを移植しておくととてもよく育ちます。
収穫は開花から20日前後。ぷりっと太ったら収穫のタイミングです。
タイミングを逃すと硬くなりますので、たくさん採れるときにはこまめに畑を見て回りましょう。
梅雨の終わり頃には莢も樹も枯れて収穫は終わりです。
乾いて茶色くなった莢を乾燥させて充実した実を選んで瓶に入れて保存すると、自家採種したタネを利用できます。
※こちらの種は、チウラム1回処理しております。
これは、「種子につく可能性のある病原菌」と「土壌から感染する病原菌」から守るために施されており、「立枯病」、「つる割れ病」など(薬剤や対象の野菜によって異なる)を防除し、健全な野菜に生育するだけでなく、周囲の野菜への感染を防ぐためにも施されております。収穫した野菜に残留するような量ではありませんので、安心してお使いくださいませ。