うるるん沖縄記 4 たろ  

Posted at 06/04/11

午後6時30分、阿嘉島に戻り、スズコさんの送別会へ。
場所は港に程近い阿嘉島・総合センター。
 中に入ると会場は大賑わい。100人近い人数。今までどこにいたんだろう。
聞けば、なるほど今夜は島の1/3の人が集まっているそうだ。
会場には琉球民謡が流れている。雰囲気がよくでている。

 そしてテーブルいっぱいに並べられた料理の数々。
島の近海で取れたマグロのお刺身、は良いとして、
エビフライ、鳥の唐揚げ、メンチカツなどなど揚げ物の
オンパレード、さらにハムの乗ったポテトサラダ。
えっ、これって普通にオードブルだよねー。
あー。もっと沖縄なものが食べれると思った。(*_*)
しかしこの人数分の調理は大変だろう(なんせ90人)、致し方あるまいよ。
それに、マグロはびっくりするほど美味しかった!
「沖縄の刺身は期待するな」と言われていたけれど。
とんでもない、新潟でもなかなか食べれないお刺身。旨い。

送別会はスズコさんの踊りから子供たちの踊りまで
休む間もなく続いていく。ステージでは誰かれなく女衆が、
カツラをかぶったり、とぼけた衣装を身に着けては、踊っている。
いよいよお酒が回ってきた連れ合いは、やはり輪の中に入って
踊りだしてしまった。まぁこんなのが良く似合うのだけど。
女衆のパワーの前に男衆は静かに固まって飲んでいる。

阿嘉島では夜、大人、子供が一緒になっていつまでも遊ぶ。
気がつけば送別会はもう11時を過ぎている。しかし今ステージの
主役は小学生の女の子なのだ。親世代が親しんだであろう、
一昔前のカラオケの歌をいつまでもいつまでも歌っている。
島の子はいったいどれだけ、歌や踊りが好きなのだろう。

「こうやってみんなで集まって助け合う事をユイマールといいます。」
とノリヨシさんは教えてくれた。
ユイマール、昔の労働交換の名残。きび刈りや家の普請などを
周りの人や血縁で助け合うことを指す言葉。
中国や韓国でも同じ意味の言葉があるが、農業以外のことも
受け持つことが沖縄の特徴なのだそうだ。
今夜のような送別会で誰かの為に皆で集まることも「結」なのだ。
 
僕らは朝早かったこともあり、夜1:30に退散。ステージでは
まだ子供達の歌が聞こえる。母親たちはまだまだ元気。
母組は明日の朝、9時から阿嘉島の低学年の子供達との
野球大会。そのパワーはとてつもない。

僕らは明日は子供たちと慶留間島の森の中へヤマモモ狩りに行くことにした。
子供らとトラックに乗って出かけるのだ。もしかしたら「慶良間シカ」に会えるかもしれない。
あっ、それから送別会の料理で最後に作ってくれた海鮮スパゲティー。
アオサーがたっぷり入って旨かった。あれこそ沖縄の家庭の味でした。

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