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薪で焚いた釜で炒られる黒ごま。
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蒸しゴマを綿布に包み、玉締め機に入れる熟練のスタッフ。
まだ栄養素がたくさん残っている搾りかすは、焼酎や黒ごま酢、畑の肥料になる。 |
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決して効率的ではない、伝統の製法から本物の味を生みだす
現在、植物から油をとる方法は3つあります。圧力をかけて搾る圧搾法、溶剤をかけて油分を取り出す抽出法、圧搾と抽出を組み合わせた圧抽法の3つです。
てくてくで取扱う油はすべて昔ながらの圧搾法で搾ったものです。鹿北製油では二代目の和田久輝さんが、原点回帰を目指し半年間をかけて玉搾り機を探し求め、約130年前に製造され、さび付いたまま放置されていた4基を譲り受け、今に至ります。
「玉搾り」とは頑丈な鉄釜(鹿北では石臼)に炒ったゴマやナタネを入れ、その上から球状の石で圧力を加えじんわりと油を搾りとる方法をいいます。この「石臼式玉締め」法は原料に含まれている油分の2〜3割しか搾ることができません。そのかわり圧力が弱いので原料が高温にならず、本来の風味も甘味もそこなわず、酸化の促進も防げます。1日の処理量は「玉搾り機」1基で200キロが限度。その貴重な油の上澄みの油だけを和紙でろ過して仕上げていきます。一見非効率に見えますが、良質な油を生み出す方法として必要な製油法といえます。
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