| せっけんと洗剤、毒性と刺激性。 |
そのままでは混ざらない水と油を混ざるようにしたり汚れを洗浄したりする成分を界面活性剤といい、それは石けんと合成界面活性剤(洗剤)に大別されます。動植物の油をアルカリと混ぜて作られる石けんは、界面活性作用も穏やかで、自然界に排出された後の微生物による分解速度もはやく環境負荷はきわめて小さいものです。
石けんには毒性はありませんが、アルカリ性なので洗顔や洗髪をすると皮膚や髪はアルカリ性に傾きます。皮膚(頭皮も同様)表層は微酸性に保たれている状態が自然で好ましく、pHを自分に適切な状態に戻す機能(中和能)を元来備えており、健康な皮膚であれば数時間のうちに微酸性の状態に戻るので問題はありません。ただし、アレルギー体質の方、アトピーの方等、表皮のプロテクト機能や中和能が低下している場合にはアルカリに刺激反応を示すことがあります。 |
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| 髪がきしんだり、パサついたりするのは? |
長く合成シャンプーをお使いだった方が石けんシャンプーに切り替えられる場合、当初、髪がきしんだりひどくパサつくことがあります。石けん洗髪後の中和(酸性リンス)が不十分な場合、水道水に含まれる金属イオンと石けんから金属石けんが生じ髪に付着するため、きしみを感じることもありますが、それ以前に、髪自体の傷みの表出である場合が多いのです。
石けんは単に汚れを洗い落とすだけなので、洗髪後は髪の健康状態がそのまま現れます。そのため合成洗剤の長期使用によって負ったダメージが表面化し、きしみやパサつきを生じるのです。髪が健康であれば石けん洗髪後に酸性リンスを併用するだけでしなやかに仕上がります。現在、石けんシャンプーのシェアは2%程度と推計されていますが、この600万人の石けんシャンプー使用者の方が毎回髪のパサつきを我慢しているわけではありません。 |
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| 石けん洗髪の効果が実感できるまでどれくらいかかる? |
石けんは薬ではありませんので、傷んだ髪を治すことはありません。
合成シャンプーの使用を止めることにより、まず頭皮と毛根のダメージが回復し、健康になった毛根から黒く太い毛髪が新たに伸びてはじめて石けん洗髪の効果が実感できます。表皮の入れ替わる周期は28日で、その間に傷んだ古い角質がフケのように出る場合もあります。
髪の長さや頭皮、毛根のダメージの程度により個人差はありますが、健康な髪に生えかわるまではかなりの時間を要します。髪の傷みがひどく石けんシャンプーが使いにくい場合は、石けんシャンプー専用の弱酸性水を多めに用い、さらに植物オイルの併用をお勧めします。 |
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